ガイドIP

情報セキュリティの3要素(CIA)とリスクマネジメント完全攻略|機密性・完全性・可用性徹底解説

公開: 2026-08-25更新: 2026-08-26
ITパスポートで最頻出の情報セキュリティ3大要素(機密性・完全性・可用性)と付加的要素、リスクマネジメントの4つの対応(低減・回避・移転・保有)を徹底解説。

情報セキュリティの根幹をなす「情報セキュリティの3要素(CIA)」と「リスク対応の4分類」は、すべてのセキュリティ問題の基礎となります。

1. 情報セキュリティの3大要素(CIA)

要素

定義

脅かされる脅威の例

対策例

C (Confidentiality: 機密性)

許可された者だけが情報にアクセスできること

情報漏洩、盗聴、ショルダーハッキング

暗号化、アクセス制御、パスワード認証

I (Integrity: 完全性)

情報が正確で改ざんされていないこと

Web改ざん、データの意図しない書き換え

ディジタル署名、ハッシュ値検証、WAF

A (Availability: 可用性)

必要なときにいつでも情報やシステムを利用できること

DDoS攻撃、ランサムウェア、ハード故障、停電

二重化(冗長化)、無停電電源装置(UPS)、バックアップ

2. 付加的な真正性・責任追跡性・否認防止

  • 真正性(Authenticity): 利用者が主張する本人に間違いがないこと(生体認証、多要素認証)。
  • 責任追跡性(Accountability): 誰がいつ何をしたのかを後から追跡・証明できること(アクセスログ、操作ログ)。
  • 否認防止(Non-repudiation): 「後からそんな操作はしていない」と否定されないこと(ディジタル署名、タイムスタンプ)。

3. リスク対応の4つの手法

手法

定義

具体例

リスク低減(軽減)

セキュリティ対策を導入してリスクの発生確率や影響度を下げる

アンチウイルス導入、暗号化、社員教育

リスク回避

リスクの原因となる業務やシステム利用そのものを取りやめる

危険な機能の廃止、個人情報を保有しない仕様への変更

リスク移転(共有)

第三者にリスクを転嫁・分担する

サイバー保険への加入、クラウド事業者への運用委託

リスク保有(受容)

対策コストに見合わないため、許容範囲内として現状を受け入れる

被害が極小の事象について特別な対策を行わず許容する

4. 試験での解法ルール

【判断ルール】「保険に入る=移転」「暗号化する=低減」「サービス停止=回避」「そのまま受け入れる=保有」。

この記事に関連する教科書用語

編集・検証について

編集・検証:IT資格ラボ編集部

IPAが公開する試験要綱・シラバス・過去問題と、各技術の公式資料を優先して内容を確認しています。制度変更や誤りを確認した場合は、記事を見直して更新します。

編集方針・情報源・訂正方針を見る