ロックの粒度に関する説明

粒度が大きいということはロックをかける範囲が広いということです。粒度が大きいと、その分だけ他のトランザクションのロック解除待ちが多くなるためスループットは低下します。 このため正解は「ア」です。 粒度を大きくするとトランザクションの並列実効性が低下します。すなわち、同時に実行できるトランザクション数は減ります。 データを参照するときにかけるのは共有ロックになります。共有ロック中のデータは他のトランザクションから参照可能なので、粒度の大小にかかわらず他のトランザクションのデータ参照を妨げることはありません(※他のトランザクションのデータ更新は妨げます)。 粒度を大きくすると1つのロックで広い範囲(例えば表全体など)を制限できるので、トランザクション当たりのロックの個数は小さな範囲のロックをたくさんかけるよりも減ります。

ロックの粒度に関する説明のうち,適切なものはどれか。

出典平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問29
ア
データを更新するときに,粒度を大きくすると,他のトランザクションの待ちが多くなり,全体のスループットが低下する。
イ
同一のデータを更新するトランザクション数が多いときに,粒度を大きくすると,同時実行できるトランザクション数が増える。
ウ
表の全データを参照するときに,粒度を大きくすると,他のトランザクションのデータ参照を妨げないようにできる。
エ
粒度を大きくすると,含まれるデータ数が多くなるので,一つのトランザクションでかけるロックの個数が多くなる。