クラウドサービスの責任分担(PaaS)

クラウドコンピューティングにおける 責任共有モデル(Shared Responsibility Model) では、サービスモデルごとにクラウド事業者(プロバイダ)と利用者(カスタマ)のセキュリティ責任範囲が明確に分担されます。 IaaS :プロバイダは物理基盤・ハードウェア・仮想化層を担当し、OS以上のミドルウェア・DBMS・アプリケーションはカスタマの責任。 PaaS :プロバイダがハードウェア、OS、ミドルウェア、DBMS(項番3〜5)まで管理・保守し、カスタマはその上のアプリケーション構築とデータ保護(項番1・2)に責任を負う。 SaaS :プロバイダがインフラからアプリケーション基盤まで全て担当し、カスタマはユーザー管理やアクセス権限設定のみを担当する。 ア:HaaS(Hardware as a Service)はIaaSとほぼ同義であり、OSやDBMSの管理責任はカスタマ側にあります。 イ:IaaS(Infrastructure as a Service)では、OSやDBMSのパッチ適用・権限設定(項番3・4)もカスタマの責任範囲となります。 ウ:正解です。DBMS・OS・ハードウェア(項番3〜5)をプロバイダが保守・管理し、アプリケーションの構築・セキュリティ(項番1・2)をカスタマが担当する形態はPaaS(Platform as a Service)です。 エ:SaaS(Software as a Service)では、アプリケーション自体のセキュアプログラミングや脆弱性修正(項番2)もプロバイダ側の責務となります。

JIS X 9401:2016(情報技術−クラウドコンピューティング−概要及び用語)の定義によるクラウドサービス区分の一つであり,クラウドサービスカスタマの責任者が表中の項番1と2の責務を負い,クラウドサービスプロバイダが項番3〜5の責務を負うものはどれか。

項番

責務

1

アプリケーションに対して,データのアクセス制御と暗号化の設定を行う。

2

アプリケーションに対して,セキュアプログラミングと脆弱性診断を行う。

3

DBMSに対して,修正プログラム適用と権限設定を行う。

4

OSに対して,修正プログラム適用と権限設定を行う。

5

ハードウェアに対して,アクセス制御と物理セキュリティ確保を行う。

出典平成30年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ 問10
ア
HaaS
イ
IaaS
ウ
PaaS
エ
SaaS