HSTSの動作

HSTS(HTTP Strict Transport Security:RFC 6797) は、Webサイトへの接続においてHTTP(平文通信)の利用を禁止し、強制的にHTTPS(暗号化通信)での接続を行わせるWebセキュリティ標準仕様です。Webサーバがレスポンスヘッダに `Strict-Transport-Security: max-age=<秒数>` を含めて送信すると、Webブラウザはその期間中、利用者がURLに「http://」と入力したりリンクをクリックした場合でも、自動的に「https://」へ変換して安全にアクセスします(SSLストリッピング攻撃の防止)。 ア:アドレスバーの緑色表示は、EV(Extended Validation)SSL証明書に対応した一部ブラウザのUI機能の説明です。 イ:通信データの圧縮に関する記述であり、HSTSの動作ではありません。 ウ:TLSセッションの再開(Session Resumption)に関する記述です。 エ:正解です。WebサーバからのHSTS指定に基づき、以降の指定期間、Webブラウザが該当サイトへ全てHTTPSで強制接続する仕組みです。

HTTP Strict Transport Security(HSTS)の動作はどれか。

出典平成30年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ 問12
ア
HTTP over TLS(HTTPS)によって接続しているとき,EV SSL証明書であることを利用者が容易に識別できるように,Webブラウザのアドレス表示部分を緑色に表示する。
イ
Webサーバからコンテンツをダウンロードするとき,どの文字列が秘密情報かを判定できないように圧縮する。
ウ
WebサーバとWebブラウザとの間のTLSのハンドシェイクにおいて,一度確立したセッションとは別の新たなセッションを確立するとき,既に確立したセッションを使って改めてハンドシェイクを行う。
エ
Webサイトにアクセスすると,Webブラウザは,以降の指定された期間,当該サイトには全てHTTPSによって接続する。