ACID特性における原子性(Atomicity)の定義

正解は「ウ」です。 トランザクション処理に求められる信頼性の基本特性であるACID特性の定義は以下のとおりです。 原子性(Atomicity): トランザクションに含まれるすべての処理が完全に実行される(All)か、全く実行されず取り消される(Nothing)かのいずれかである性質(All or Nothing)。中途半端な状態は残らない。 一貫性(Consistency): トランザクションの実行前後において、データベースが整合性制約(一意制約や参照整合性制約など)を満たしている性質。 隔離性(Isolation): 複数のトランザクションが並行実行されても、互いの処理が干渉せず、独立して実行された場合と同じ結果が得られる性質。 耐久性(Durability): トランザクションが正常にコミット(完了)した後は、その後のシステム障害や停電が発生しても更新結果が失われない性質。 したがって、原子性を正しく説明しているのは選択肢ウです。 同一の操作を何度実行しても同じ結果が得られる性質は「冪等性(べきとうせい: idempotency)」の説明です。 コミット完了後に障害が発生しても更新内容が失われず保証される性質は「耐久性(Durability)」の説明です。 並行実行されている他のトランザクションの影響を受けない性質は「隔離性(Isolation)」の説明です。

DBMSに実装すべき原子性(atomicity)を説明したものはどれか。

出典平成30年春期 午前Ⅱ
ア
同一データベースに対する同一処理は,何度実行しても結果は同じである。
イ
トランザクション完了後にハードウェア障害が発生しても,更新されたデータベースの内容は保証される。
ウ
トランザクション内の処理は,全てが実行されるか,全てが取り消されるかのいずれかである。
エ
一つのトランザクションの処理結果は,他のトランザクション処理の影響を受けない。