3層Webシステムにおける各種タイムアウト値の順序関係

正解は「 ウ 」です(③,①,②)。 タイムアウトは、待っている処理が終わる前に打ち切られないように、 外側で待つ側ほど長く 設定します。三つのタイムアウトが計測する区間は、次のように入れ子になっています。 タイムアウト 計測する区間 含む区間 ③ Web サーバが AP サーバにリクエストを送信してから返信を受けるまで ①(AP の処理全体)+通信の時間 ① AP サーバの AP が処理を開始してから終了するまで ②(トランザクション)を含む ② AP の中で DB アクセスなどのトランザクションを開始してから終了するまで 最も内側 トランザクションは Web リクエスト内で完了するので、②は①の処理の一部です。また、Web サーバは AP の処理(①)が終わって返信が届くのを待つので、③は①より長くなければなりません。したがって、長い順は ③ > ① > ② です。 内側の処理が終わる前に外側がタイムアウトすると、処理の結果を受け取れなかったり、トランザクションのロールバックなどの後始末ができなかったりします。 ③が①より短いと、AP がまだ処理中なのに Web サーバが待つのをやめてしまいます。 内側ほど長い順になっており、包含関係と逆です。トランザクション(②)が終わる前に AP の処理全体(①)や Web サーバ(③)がタイムアウトします。 ②が①より長いと、トランザクションが終わる前に AP の処理全体がタイムアウトし、ロールバックなどの後始末ができません。

Webサーバ,アプリケーション(AP)サーバ及びデータベース(DB)サーバが各1台で構成されるWebシステムにおいて,次の3種類のタイムアウトを設定した。タイムアウトに設定する時間の長い順に並べたものはどれか。ここで,トランザクションはWebリクエスト内で処理を完了するものとする。

〔タイムアウトの種類〕

  1. ①

    APサーバのAPが,処理を開始してから終了するまで

  2. ②

    APサーバのAPにおいて,DBアクセスなどのトランザクションを開始してから終了するまで

  3. ③

    Webサーバが,APサーバにリクエストを送信してから返信を受けるまで

出典平成31年 春期 応用情報技術者試験 午前 問12
ア
①,③,②
イ
②,①,③
ウ
③,①,②
エ
③,②,①