TOF方式による距離画像センサーの計測原理

正解は「ア」です。 TOF(Time of Flight:飛行時間)方式は、センサーから赤外線パルスなどの光を測定対象物に向けて照射し、その反射光が戻ってくるまでの往復時間を計測することで、光速(約 3×10⁸ m/s)をもとに距離を算出する技術です。 距離画像センサー(3D ToF センサー)では、画素ごとにこの往復時間を測定することで、対象物の奥行き情報(深度マップ)を高速に取得できます。 2台のカメラの視差から三角測量で距離を求めるのは ステレオカメラ方式 です。光の飛行時間は使いません。 1台のカメラ画像から遠近法(消失点)を手掛かりに距離を推定するのは 単眼カメラ方式 です。 複数の衛星の電波の到達時間差から位置(緯度・経度)を求めるのは GPS(GNSS) の説明で、距離画像センサではありません。

家庭用ゲーム機に採用され,自動車の先端運転支援システムにも使われる距離画像センサーの一つである,TOF(Time of Flight)方式のセンサーの説明として,適切なものはどれか。

出典平成31年 春期 応用情報技術者試験 午前 問4
ア
光源から射出されたレーザなどの光が,対象物に反射してセンサーに届くまでの時間を利用して距離を測定する。
イ
ステレオカメラによって,三角測量の原理を利用して距離を測定する。
ウ
単眼カメラによって,道路の幅や車線は無限遠の地平線で一点に収束するという遠近法の原理を利用して距離を測定する。
エ
複数の衛星からの電波を受け取り,電波に含まれる情報から発信と受信の時刻差を求め,電波の伝播速度をかけることによって,各衛星との距離を割り出し,それを基に緯度及び経度を特定する。