CAP定理における一貫性・可用性・分断耐性のトレードオフ

分散システムにおける「CAP定理(ブリュワの定理)」に関する問題です。CAP定理では、分散データストアにおいて以下の3つの特性を同時にすべて満たすことは不可能であり、常に高々2つまでしか満たすことができないと提唱されています。 C(Consistency: 一貫性): すべてのノードで同時に同じ最新のデータが参照できること。 A(Availability: 可用性): 一部のノードに障害が発生しても、稼働中のノードが常にリクエストに応答できること。 P(Partition-tolerance: 分断耐性): ノード間のネットワーク分断(パケット損失や遅延等)が発生しても、システム全体として稼働を継続できること。 ネットワーク分断が発生する可能性のある分散環境では分断耐性(P)の確保が不可欠となるため、実質的には一貫性重視のCPシステムか、可用性重視のAPシステムのいずれかを選択するトレードオフとなります。 BASE特性は、リレーショナルDBMSのACID特性に対比してNoSQLなどで用いられる設計指針(Basically Available: 基本的可逆性、Soft-state: 軟性状態、Eventual consistency: 結果整合性)です。 アムダールの法則は、計算機システムにおいてプロセッサを増設して並列化を図った場合の高速化率の理論的限界(逐次処理部分の割合に制約されること)を示す法則です。 ベイズの定理は、新たな情報や証拠が得られた条件のもとで、ある事象の発生確率(事後確率)を更新・算出するための確率論の基本定理です。

分散型データベースシステムにおいては,一貫性・可用性・分断耐性の三つの特性のうち,同時には最大二つまでしか満たすことができないとする理論はどれか。

出典平成31年春期 午前Ⅱ
ア
BASE特性
イ
CAP定理
ウ
アムダールの法則
エ
ベイズの定理