共通鍵暗号と公開鍵暗号を組み合わせた電子メール暗号化(S/MIME)

電子メールのセキュリティ技術であるS/MIME(Secure/Multipurpose Internet Mail Extensions)に関する問題です。 S/MIMEは、電子メールの本文と添付ファイルを暗号化および電子署名するための公開鍵暗号基盤(PKI)ベースの規格です。 本文の暗号化には、処理速度の速い共通鍵暗号方式(AESや3DESなど)を用い、メッセージごとに異なる「セッション鍵(共通鍵)」を生成して暗号化します。 セッション鍵の受渡し(鍵配送)には、受信者の公開鍵を用いた公開鍵暗号方式(RSA等)を用いてセッション鍵自体を暗号化し、暗号化本文とともに送信します(ハイブリッド暗号方式)。 したがって、エ の S/MIME が正解です。 AES(Advanced Encryption Standard)は、米国標準として制定された共通鍵暗号方式のブロック暗号アルゴリズムそのものであり、メールプロトコルではありません。 IPsecは、OSI参照モデルのネットワーク層(IP層)においてパケットを暗号化・認証するプロトコルスイートです。 MIMEは、ASCIIテキストに限定されていた電子メールで画像、音声、マルチバイト文字(日本語等)を扱えるようにした拡張規格であり、暗号化機能はありません。

インターネットで電子メールを送信するとき,メッセージの本文の暗号化に共通鍵暗号方式を用い,共通鍵の受渡しに公開鍵暗号方式を用いるものはどれか。

出典平成31年春期 午前Ⅱ
ア
AES
イ
IPsec
ウ
MIME
エ
S/MIME