関係データベースの第1正規形から第5正規形への分解特性と関数従属性の保存

リレーショナルデータベースにおける正規化の性質(情報無損失分解と関数従属性の保存)に関する問題です。 関係の正規化において、第3正規形(3NF)への分解アルゴリズム(合成法など)は、**「情報無損失分解(可逆分解)」** かつ **「関数従属性をすべて保存する分解」** であることが数学的に証明されています。したがって、ウ の記述が適切です。 ボイス・コッド正規形(BCNF)や第4正規形(4NF)への分解では、関数従属性が保存されない場合があります。 正規化の手順や分解アルゴリズムによっては、適切にキーを含めて分解しないと情報無損失とならない場合があります。 第4正規形から第5正規形への分解は、非自明な「結合従属性(Join Dependency: JD)」を解消・保存するための分解であり、自明な多値従属性ではありません。

第1正規形から第5正規形までの正規化に関する記述のうち,適切なものはどれか。

出典平成31年春期 午前Ⅱ
ア
正規形にする分解は全て関数従属性が保存される。
イ
正規形にする分解は全て情報無損失の分解である。
ウ
第3正規形への分解では,情報無損失かつ関数従属性が保存される。
エ
第4正規形から第5正規形への分解は自明な多値従属性が保存される分解である。