情報セキュリティポリシーの3層構造(基本方針・対策基準・実施手順)

正解は「ウ」です。 情報セキュリティポリシーは、以下の3階層の文書体系で策定されるのが一般的です。 1. 基本方針(ポリシー):組織の最高経営層が「情報セキュリティに取り組む基本姿勢、目的、行動指針」を内外に宣言する最高位の文書。 2. 対策基準(スタンダード):基本方針に基づき、「何を実施すべきか(What)」という守るべき遵守事項や判断基準を規定した規程文書。 3. 実施手順(プロシージャー):対策基準で定められたルールを現場で「どのように実施するか(How)」を具体的に記述したマニュアルや作業手順書。 したがって、「実施手順は,対策基準として決められたことを担当者が実施できるように,具体的な進め方などを記述したものである」という記述が適切です。 基本方針は最高位の文書であり、経営者自らが策定・指示するものであって、従業員が対策基準の後に策定するものではありません。 経営者が取るべき具体的行動マニュアルではなく、組織全体に向けたセキュリティの基本姿勢や目的・宣言を定めた文書です。 対策基準は「何を実施すべきか」を定めた統一ルールであり、基本方針に何を書くかを定める文書ではありません。

情報セキュリティポリシーを,基本方針,対策基準及び実施手順の三つの文書で構成したとき,これらに関する説明のうち,適切なものはどれか。

出典平成31年度春期 ITパスポート試験 公開問題 問85
ア
基本方針は,経営者が作成した対策基準や実施手順に従って,従業員が策定したものである。
イ
基本方針は,情報セキュリティ事故が発生した場合に,経営者が取るべき行動を記述したマニュアルのようなものである。
ウ
実施手順は,対策基準として決められたことを担当者が実施できるように,具体的な進め方などを記述したものである。
エ
対策基準は,基本方針や実施手順に何を記述すべきかを定めて,関係者に周知しておくものである。