レイヤ3スイッチのVLANによるセキュリティ効果

VLAN(Virtual LAN) は、物理スイッチのポートを論理的なグループに分割し、それぞれ独立したブロードキャストドメインを構成する技術です。VLANを導入しない単一セグメントではブロードキャストフレームが全ポートへ転送されますが、VLANで分離することでブロードキャストパケットの到達範囲を同一VLAN内に限定できます。 ア:VLAN自体がICMPパケットを自動的に遮断するわけではありません。 イ:正解です。ブロードキャストパケット(ARP要求など)の届く範囲が同一VLAN内に制限されるため、他セグメントへの無駄なブロードキャスト転送を防ぎ、内部のアドレス情報やネットワーク構成が意図せず流出・傍受されるリスクを低減できます。 ウ:MACアドレスによる接続制限は「ポートセキュリティ」機能の説明です。 エ:物理ポートとIPアドレスを紐付けて接続を制限する機能は「IP Source Guard」やポートバインディングの説明です。

VLAN機能をもった1台のレイヤ3スイッチに複数のPCを接続している。スイッチのポートをグループ化して複数のセグメントに分けると,スイッチのポートをセグメントに分けない場合に比べて,どのようなセキュリティ上の効果が得られるか。

出典平成31年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ 問12
ア
スイッチが,PCから送出されるICMPパケットを全て遮断するので,PC間のマルウェア感染のリスクを低減できる。
イ
スイッチが,PCからのブロードキャストパケットの到達範囲を制限するので,アドレス情報の不要な流出のリスクを低減できる。
ウ
スイッチが,PCのMACアドレスから接続可否を判別するので,PCの不正接続のリスクを低減できる。
エ
スイッチが,物理ポートごとに,決まったIPアドレスをもつPCの接続だけを許可するので,PCの不正接続のリスクを低減できる。