システム信頼性向上技術におけるフォールトアボイダンス

フォールトアボイダンス(Fault Avoidance)は、高信頼性の部品採用、厳格な品質管理、十分なテストなどにより、構成要素の故障や障害そのものの発生を未然に排除・回避しようとする設計・運用手法です。これに対し、構成要素に故障が生じることを前提にシステム全体の継続稼働を図る手法をフォールトトレランスと呼びます。 故障発生時に安全第一で制御を停止・維持する考え方は「フェールセーフ」の説明です(例: 信号機が故障時に全方向赤になる)。 障害発生時に重要度の低い機能を切り離し、縮小した範囲で運転を継続する考え方は「フェールソフト(縮退運転)」の説明です。 誤り訂正符号や多数決回路などを用いて障害の影響を外部に漏らさず内部で遮断・自動修復する技術は「フォールトマスキング」の説明です。

システムの信頼性向上技術に関する記述のうち,適切なものはどれか。

出典令和元年 秋期 応用情報技術者試験 午前 問16
ア
故障が発生したときに,あらかじめ指定された安全な状態にシステムを保つことをフェールソフトという。
イ
故障が発生したときに,あらかじめ指定されている縮小した範囲のサービスを提供することをフォールトマスキングという。
ウ
故障が発生したときに,その影響が誤りとなって外部に出ないように訂正することをフェールセーフという。
エ
故障が発生したときに対処するのではなく,品質管理などを通じてシステム構成要素の信頼性を高めることをフォールトアボイダンスという。