生体認証における虹彩認証の他人受入率と特徴

虹彩認証(アイリス認証)は、眼球の瞳孔周囲にある虹彩の複雑なしわ・模様パターンを近赤外線カメラで撮影・数値化して照合する生体認証技術です。 虹彩パターンは個人ごとに固有であり、一卵性双生児であっても左右の眼で異なるほど情報量が極めて豊富です。そのため、表情や加齢、照明条件の影響を受けやすい顔認証と比較して、他人を本人と誤認する確率(他人受入率: FAR)を大幅に低く抑えることが可能です。 虹彩の模様パターンは幼児期(2歳頃)に完成した後は生涯を通じてほとんど経年変化しないため、定期的な再登録は不要です。 赤外線カメラの照射照度を無闇に高くすると網膜や角膜への負担・健康被害のリスクが高まるため、安全基準に適合した照射量に厳格に制限する必要があります。 虹彩認証は非接触型の光学センサを用いて撮影するため、指紋センサのように装置表面に皮脂や指紋等の生体遺留物が残留することはありません。

虹彩認証に関する記述のうち,最も適切なものはどれか。

出典令和元年 秋期 応用情報技術者試験 午前 問45
ア
経年変化による認証精度の低下を防止するために,利用者の虹彩情報を定期的に登録し直さなければならない。
イ
赤外線カメラを用いると,照度を高くするほど,目に負担を掛けることなく認証精度を向上させることができる。
ウ
他人受入率を顔認証と比べて低くすることが可能である。
エ
本人が装置に接触したあとに残された遺留物を採取し,それを加工することによって認証データを偽造し,本人になりすますことが可能である。