クラウドサービス導入時のシステム監査におけるデータバックアップと情報消失予防

クラウドサービスを利用する場合、データの保管や運用管理を外部事業者に全面的に委ねることになります。万一、クラウド事業者の経営破綻、突然のサービス撤退・停止、事業継続計画(BCP)の不備などが発生した場合、クラウド上に保存されていた全データが突然失われたり回収不能になったりする重大な情報消失リスクが生じます。 したがって、導入検討プロセスにおける情報消失予防のチェックポイントとしては、事業者の経営健全性・社会的信用性、および将来にわたってサービスが安定的・継続的に提供される体制が整備されているかを確認することが最も適切です。 認証連携(シングルサインオンやID管理)の利便性やアカウント統制に関するチェックポイントです。 サービス停止許容時間(RTO: 目標復旧時間等)の評価であり、データの完全消失予防というよりは「可用性(サービス稼働継続性)」に関するチェックポイントです。 通信路上での盗聴やデータ漏えいを防ぐための「機密性」に関するチェックポイントです。

クラウドサービスの導入検討プロセスに対するシステム監査において,クラウドサービス上に保存されている情報の消失の予防に関するチェックポイントとして,最も適切なものはどれか。

出典令和元年 秋期 応用情報技術者試験 午前 問58
ア
既存の社内情報システムとのIDの一元管理の可否が検討されているか。
イ
クラウドサービスの障害時における最大許容停止時間が検討されているか。
ウ
クラウドサービスを提供する事業者に信頼が置け,かつ,事業やサービスが継続して提供されるかどうかが検討されているか。
エ
クラウドサービスを提供する事業者の施設内のネットワークに,暗号化通信が採用されているかどうかが検討されているか。