ピアツーピア(P2P)アーキテクチャの構造と特徴

ピアツーピア(P2P)システムは、中央の管理サーバを介さず、ネットワークに参加する対等なノード(ピア)同士が直接通信してデータやサービスを共有する分散システムです。集中管理サーバが存在しないため、アカウント管理やセキュリティ管理が難しく、不特定多数の利用者が匿名で接続利用できるなどの隠蔽性が高いという特徴があります。 特定のコンピュータ(サーバ)がサービスの提供・管理を行い、他のコンピュータ(クライアント)がそのサービスを利用するという役割分担を明確にしたシステムは、クライアントサーバシステムの特徴です。 利用者の拡大に伴ってデータアクセスの負荷がシステム全体を監視するコンピュータに集中するのは集中型(クライアントサーバ型)の課題です。P2Pシステムはノード増加に伴いリソースも分散供給されるため、スケーラビリティに優れています。 ピュアP2Pではデータの所在が各ノードに分散するため、目的のデータ検索に時間がかかり、データの更新や削除、整合性の維持もクライアントサーバ型に比べて困難です。

ピアツーピアシステムの特徴として,適切なものはどれか。

出典令和元年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ
ア
アカウントの管理やセキュリティの管理をすることが難しく,不特定多数の利用者が匿名で接続利用できるなどの隠蔽性が高い。
イ
サービスの提供や管理を特定のコンピュータが行い,他のコンピュータはそのサービスを利用するという,役割分担を明確にしたシステムを簡単に作成できる。
ウ
システム利用者の拡大に伴い,データアクセスの負荷がシステム全体を監視するコンピュータに集中するために,高性能なコンピュータが必要となる。
エ
目的のデータの存在場所が明確なので,高速なデータ検索や,目的とするデータの更新や削除も容易である。