ページフォールトの時間を加えた改善策の比較

平均時間は,通常のアクセス時間にページフォールトの期待オーバヘッドを加えて求めます。 200ミリ秒は $200\times10^6$ ナノ秒なので,改善前の追加時間は $200\times10^6/10^6=200$ ナノ秒です。 aは $300+200/5=340$ ナノ秒,bは $300/4+200\times1.2=315$ ナノ秒,cは $300/3+200=300$ ナノ秒です。短い順,すなわち改善効果が高い順は $c,b,a$ です。

ページング方式の仮想記憶において,主記憶の1回のアクセス時間が300ナノ秒で,主記憶アクセス100万回に1回の割合でページフォールトが発生し,ページフォールト1回当たり200ミリ秒のオーバヘッドを伴うコンピュータがある。主記憶の平均アクセス時間を短縮させる改善策を,効果の高い順に並べたものはどれか。

〔改善策〕

  1. a

    主記憶の1回のアクセス時間はそのままで,ページフォールト発生時の1回当たりのオーバヘッド時間を 15\frac{1}{5} に短縮する。

  2. b

    主記憶の1回のアクセス時間を 14\frac{1}{4} に短縮する。ただし,ページフォールトの発生率は1.2倍となる。

  3. c

    主記憶の1回のアクセス時間を 13\frac{1}{3} に短縮する。この場合,ページフォールトの発生率は変化しない。

出典令和元年度 秋期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問19
ア
a,b,ca,b,c
イ
a,c,ba,c,b
ウ
b,a,cb,a,c
エ
c,b,ac,b,a