インシデント管理と問題管理の役割分担と連携

問題管理プロセスは、インシデントの未知の根本原因を調査・特定し、ワークアラウンド(暫定対策)の作成や恒久的な再発防止策を策定する役割を担います。重大インシデントの発生時には、迅速な復旧のためにインシデント管理から問題管理へ迅速に支援・エスカレーションが要請され、ワークアラウンドの適用を求めます。したがって正解はイです。 原因調査や既知のエラーの特定は「問題管理」の役割です。 根本原因の特定と恒久策の策定は正しいですが、JIS規格の設問文におけるプロセスの連携関係としてはイが最適です(※本問の公式正答はイです)。 サービスの迅速な復旧活動を主導するのはあくまで「インシデント管理」の役割です。

JIS Q 20000-2:2013(サービスマネジメントシステムの適用の手引)によれば,インシデント管理プロセスと問題管理プロセスの関係のうち,最も適切なものはどれか。

出典令和元年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問9
ア
インシデント管理は,インシデントの原因を調査して,既知のエラーを特定する。
イ
インシデント管理は,重大なインシデントが発生したときは,直ちに問題管理にエスカレーションして,ワークアラウンドの適用を依頼する。
ウ
問題管理は,インシデントの根本原因を特定し,恒久的な解決策を策定する。
エ
問題管理は,重大なインシデントが発生したときは,インシデント管理の代わりに,サービスの迅速な復旧活動を主導する。