容量・能力管理におけるオンラインシステムの定常的監視

正解は「イ」です。 IT サービスマネジメントの容量・能力管理(キャパシティマネジメント)では、サービスが合意された SLA を継続的に満たせるよう、システムの性能やリソース使用状況を日常的に把握する必要があります。 特定の単一指標だけでなく、応答時間(レスポンスタイム)、スループット、CPU 使用率、メモリ使用量、ディスク I/O などの複数の測定項目を定常的に監視し、トレンド分析や将来予測を行うことが適切です。 SLA の目標値そのものを監視しきい値に設定すると、しきい値を超過した時点ですでに SLA 違反となってしまいます。しきい値は SLA 目標値に余裕を持たせた手前の安全な値に設定し、事前に対策を打てるようにすべきです。 オンラインシステムの性能やリソース使用状況は、実際の負荷がかかっているオンライン時間帯(特にピーク時)に測定・監視しなければ意味がありません。 インシデントの記録・管理は「インシデント管理」プロセスの活動です。容量・能力管理における監視の注意事項としては「イ」が最も適切です。

サービスマネジメントの容量・能力管理における,オンラインシステムの容量・能力の利用の監視についての注意事項のうち,適切なものはどれか。

出典令和2年度 10月 応用情報技術者試験 午前 問57
ア
SLAの目標値を監視しきい値に設定し,しきい値を超過した場合には対策を講ずる。
イ
応答時間やCPU使用率などの複数の測定項目を定常的に監視する。
ウ
オンライン時間帯に性能を測定することはサービスレベルの低下につながるので,測定はオフライン時間帯に行う。
エ
容量・能力及びパフォーマンスに関するインシデントを記録する。