システム監査のフォローアップにおける改善遅延への対応

正解は「イ」です。 システム監査人は、監査対象から独立した客観的な立場(外観的独立性と精神的独立性)を保つ必要があります。 フォローアップにおいて改善計画の遅延が判明した場合、監査人は監査対象部門に対して改善措置の実施状況や遅れの原因を確認・調査し、その事実や評価を適切に経営者等へ報告する役割を担います。 監査対象部門への具体的な業務指示や改善命令は経営者やライン部門長の権限であり、システム監査人が指示することは越権行為にあたり独立性を損ないます。 システム監査人が改善活動の当事者として直接参画すると、自らが改善した事項を自ら評価することになり、監査人としての独立性・客観性が損なわれます。 人事異動や要員追加などの経営資源の配分を直接要求する権限はシステム監査人にはありません。

システム監査のフォローアップにおいて,監査対象部門による改善が計画よりも遅れていることが判明した際に,システム監査人が採るべき行動はどれか。

出典令和2年度 10月 応用情報技術者試験 午前 問59
ア
遅れの原因に応じた具体的な対策の実施を,監査対象部門の責任者に指示する。
イ
遅れの原因を確かめるために,監査対象部門に対策の内容や実施状況を確認する。
ウ
遅れを取り戻すために,監査対象部門の改善活動に参加する。
エ
遅れを取り戻すための監査対象部門への要員の追加を,人事部長に要求する。