ベンダ選定における公平性・透明性の確保と監査指摘事項

ベンダ選定手続においては、すべての候補ベンダに対して公平・公正な条件で競争させることが不可欠です。RFP発行後に特定のベンダからの質問に対して追加資料や仕様補足を回答した場合、その情報・回答内容は公平性を保つために参加する全ベンダに対して一斉に共有・開示しなければならず、特定のベンダにのみ提供する行為は重大な監査指摘事項(不備)となります。したがって正解はイです。 あるべき業務モデルを提示して要求仕様の理解を深めることは適切な実務です。 提案を希望するベンダ向けに公平な説明会を開催することは適切な選定手続です。 過大提案を防ぎ実現可能な提案を促すために予算枠を明示することは正当な運用です。

提案依頼書(RFP)によるベンダ選定手続に関するシステム監査で判明した状況のうち,監査人が,指摘事項として監査報告書に記載すべきものはどれか。

出典令和2年度 10月特別 システム監査技術者試験 午前Ⅱ 問8
ア
RFPに,システム化要求事項のほか,あるべき業務モデルも添付していた。
イ
RFP発行後,問合せをしてきたITベンダだけに対して追加資料を提供していた。
ウ
提案を希望するITベンダだけを集めて,RFP説明会を実施していた。
エ
予算額の範囲を,RFPに明示していた。