CAP定理に基づく分散データベースの挙動

CAP定理(Consistency: 一貫性、Availability: 可用性、Partition tolerance: 分断耐性)において、ネットワーク分断(P)が生じた場合、C(一貫性)とA(可用性)の両立は不可能なため、CPまたはAPのいずれかを選択する必要があります。 C及びPを重視する場合(CPシステム) : データの整合性を最優先するため、同期不能な状態で両系を稼働させると不整合が生じます。そのため、一方のサーバのみを動作させ、他方を停止(または更新停止)させて一貫性を保証します。 A及びPを重視する場合(APシステム) : 可用性を最優先するため、ネットワークが分断されていても両方のサーバが処理要求を受け付けて動作し続けます(一時的な不整合を許容)。 したがって、適切な組合せは イ です。 特性A(可用性)及びPを重視する場合に「両方のサーバが停止する」と可用性が満たされなくなるため誤りです。 特性C(整合性)及びPを重視する場合に「両方のサーバが動作し続ける」とネットワーク分断時にデータの不整合が生じるため誤りです。 C重視時(両方のサーバが動作し続ける)およびA重視時(両方のサーバが停止する)の両方の挙動が誤りです。

図のデータベース1,2は互いのデータの複製をもつ冗長構成である。クライアントからの更新・参照要求を受けたデータベースサーバ(以下,サーバという)は直下のデータベースを更新・参照し,他方のサーバにデータ更新を通知する。通知を受けたサーバは直下のデータベースに更新を反映する。

サーバ1,2間のネットワークが分断し,データ更新を通知できなくなったとき,CAP定理で重視する特性(C,A,P)に対するサーバの挙動のうち,適切な組合せはどれか。

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出典2020r02o_db_am2_問1