楕円曲線暗号(ECC)の暗号方式分類とTLSでの利用
楕円曲線暗号(ECC: Elliptic Curve Cryptography) は、有限体上の楕円曲線における「離散対数問題(ECDLP)」の計算困難性を安全性の根拠とする 公開鍵暗号方式 です。従来のRSA暗号と比較してはるかに短い鍵長(例: RSA 2048ビットと同等安全性がECC 256ビットで実現)で同等以上の強度を達成できるため、計算リソースやメモリが制限される組込み機器やスマートカード、および高速性が求められる TLS(ECDHE鍵交換やECDSAディジタル署名) で標準的に広く利用されています。したがって、正解は ウ です。 ア: 楕円曲線暗号は公開鍵暗号方式であり、ブロック共通鍵暗号であるAESの代替ではありません。 イ: 楕円曲線暗号は共通鍵暗号方式ではなく公開鍵暗号方式です。 エ: 素因数分解問題の計算困難性を安全性の根拠としているのはRSA暗号です(ECCは楕円曲線離散対数問題を利用)。
楕円曲線暗号に関する記述のうち,適切なものはどれか。
出典
令和2年度 10月特別 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問17
ア
AESに代わる共通鍵暗号方式としてNISTが標準化している。
イ
共通鍵暗号方式であり,ディジタル署名にも利用されている。
ウ
公開鍵暗号方式であり,TLSにも利用されている。
エ
素因数分解問題の困難性を利用している。
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【正解・解説】楕円曲線暗号(ECC)の暗号方式分類とTLSでの利用|令和210月特別 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問17 | IT資格ラボ