JTAG(オンチップデバッグ)のインターフェースとデバッグ支援機能

JTAG(Joint Test Action Group / IEEE 1149.1規格) を利用したデバッグ手法( オンチップデバッグ: OCD )は、マイコンチップ内部にあらかじめ組み込まれたデバッグ支援回路(ブレークポイント設定、レジスタ・メモリ読み書き、シングルステップ実行など)を、チップ外部の専用JTAG端子(TCK, TMS, TDI, TDO, TRST)を介してICE/JTAGエミュレータから直接制御してデバッグを行う手法です。実機ターゲット基板上で実マイコンを動作させながら低コストで効率的なデバッグが可能です。したがって、正解は エ です。 ア: シリアル通信を介してROM内のデバッグプログラムと通信するのは「モニタデバッガ(ROMモニタ)」の説明です。 イ: ROMをRAMに置き換えてエミュレーションするのは「ROMエミュレータ」の説明です。 ウ: マイコンを取り外してソケットにエミュレータプローブを接続してCPU動作を模擬するのは「インサーキットエミュレータ(フルICE)」の説明です。

マイコンのJTAGを利用したデバッグ手法の説明として,適切なものはどれか。

出典令和2年度 10月特別 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問19
ア
ROMにデバッグ対象プログラムを制御するプログラムを格納させておき,PCと当該ROMが搭載されているボードとをシリアル通信で接続して,デバッグを行う。
イ
ROMをモニタプログラム内蔵のRAMに置き換え,デバッグ対象プログラムが格納されたROMを模擬しながらデバッグを行う。
ウ
ボード上のマイコン用のICソケットに当該マイコンを模擬する装置を接続して,デバッグを行う。
エ
マイコンの端子を通して,外部からマイコン内蔵のデバッグ支援機能を操作し,デバッグを行う。