モジュール結合度(結合度の強弱順序とデータ結合)

モジュール結合度は、モジュール間の独立性の高さを示す指標であり、結合度が 低い(弱い)ほどモジュールの独立性が高く、再利用性や保守性が向上 します。 結合度の強弱関係(弱い順/望ましい順): 1. データ結合 : 単一のデータ項目(スカラ値)のみを引数として受け渡す( 最も結合度が低い ) 2. スタンプ結合 : データ構造(構造体など)を引数として受け渡し、受取り側が一部のデータのみを参照する 3. 制御結合 : 相手の動作を制御するフラグなどを引数として渡す 4. 外部結合 : 単一のグローバル変数を参照・更新する 5. 共通結合 : 共有メモリや大域的なデータ構造全体を複数モジュールで参照・更新する 6. 内容結合 : 他モジュールの内部データを直接参照・変更する(最も結合度が高い) 引数を用いて単一のデータ項目のみを受け渡す「データ結合」が最も結合度が低いため、正解は イ です。 ア: 単一データであっても大域的(グローバル)データを用いる方式は「外部結合」であり、引数によるデータ結合より結合度が高くなります。 ウ: データ構造全体を大域的データで共有する方式は「共通結合」であり、極めて高い結合度となります。 エ: データ構造を引数で受け渡す方式は「スタンプ結合」であり、単一のデータ項目のみを引数で渡すデータ結合より結合度が高くなります。

モジュールの結合度が最も低い,データの受渡し方法はどれか。

出典令和2年度 10月特別 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問21
ア
単一のデータ項目を大域的データで受け渡す。
イ
単一のデータ項目を引数で受け渡す。
ウ
データ構造を大域的データで受け渡す。
エ
データ構造を引数で受け渡す。