リアルタイムOSにおける実行コンテキストの管理と割込み処理

コンテキスト(Context) とは、CPUのレジスタ群、プログラムカウンタ、スタックポインタ、ステータスレジスタなど、特定の実行単位(タスクや割込みハンドラ)の実行状態を保持する一連の情報です。リアルタイムOSでは、割込み応答時間を極小化し多重割込みを安全に処理するために、 割込み処理(ISR)を各割込み処理専用のコンテキスト(独立した割込みスタック等)で実行させる アーキテクチャが採用されます。したがって、正解は エ です。 ア: 各アプリケーションタスクはプリエンプションや独立した実行状態を保持するために、タスクごとに独立したコンテキスト(TCBおよび個別スタック)を持ちます。 イ: アプリケーションタスクをカーネルのコンテキストで実行させると、タスクの障害がカーネル全体を巻き込み、システムの信頼性が著しく低下します。 ウ: カーネルはOSの中核として独立した特権コンテキストで動作し、個別のユーザタスクのコンテキストに依存しません。

リアルタイムOSにおけるコンテキストの使用方法に関する記述のうち,適切なものはどれか。

出典令和2年度 10月特別 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問7
ア
アプリケーションタスクを,アプリケーションタスク共有のコンテキストで実行させる。
イ
アプリケーションタスクを,カーネルのコンテキストで実行させる。
ウ
カーネルを,アプリケーションタスクのコンテキストで実行させる。
エ
割込み処理を,割込み処理ごとのコンテキストで実行させる。