ネットワーク構成におけるホスト・端末間の片道伝送時間計算

正解は「エ」です。 ターンアラウンドタイム(TAT)は「往復の伝送時間 + ホストコンピュータの処理時間」で構成されます。 ホストコンピュータでの処理時間を $S$(ミリ秒)、端末 A の片道伝送時間を $t_A$(ミリ秒)、端末 B の片道伝送時間を $t_B$(ミリ秒)とおきます。 メッセージ長は往復で同一であるため、往復伝送時間はそれぞれ $2 t_A$、$2 t_B$ となります。 1. 回線速度と伝送時間の関係: 端末 A の回線速度は 1G ビット/秒、端末 B の回線速度は 100M ビット/秒(0.1G ビット/秒)です。 伝送時間は回線速度に反比例するため、端末 B の伝送時間は端末 A の 10 倍となります。 $t_B = 10 t_A$ 2. ターンアラウンドタイムの方程式: ・端末 A:$2 t_A + S = 100$ ・端末 B:$2 t_B + S = 2(10 t_A) + S = 20 t_A + S = 820$ 3. 方程式を解いて $t_A$ を算出: 端末 B の式から端末 A の式を引きます。 $(20 t_A + S) - (2 t_A + S) = 820 - 100$ $18 t_A = 720$ $t_A = 40$ ミリ秒 (※ホスト処理時間 $S = 100 - 2(40) = 20$ ミリ秒) したがって、端末 A からホストコンピュータへの片道の伝送時間は 40 ミリ秒(エ)です。

図のようなネットワーク構成のシステムにおいて,同じメッセージ長のデータをホストコンピュータとの間で送受信した場合のターンアラウンドタイムは,端末 A では 100 ミリ秒,端末 B では 820 ミリ秒であった。上り,下りのメッセージ長は同じ長さで,ホストコンピュータでの処理時間は端末 A,端末 B のどちらから利用しても同じとするとき,端末 A からホストコンピュータへの片道の伝送時間は何ミリ秒か。ここで,ターンアラウンドタイムは,端末がデータを回線に送信し始めてから応答データを受信し終わるまでの時間とし,伝送時間は回線速度だけに依存するものとする。

ネットワーク構成図
出典令和2年度 10月 高度情報処理技術者試験 午前Ⅰ
ア
10
イ
20
ウ
30
エ
40