データをクラウドに送らず端末の近傍で分散処理して低遅延を実現するエッジコンピューティング

エッジコンピューティング(Edge Computing)は、IoT機器やセンサー端末が生成する膨大なデータをすべて遠隔のクラウドサーバに集約して処理するのではなく、端末の物理的に近いネットワークの周縁部(エッジ側:ゲートウェイやローカルサーバなど)に分散配置した演算リソースで処理を行う技術です。通信遅延(レイテンシ)を大幅に短縮でき、ネットワークトラフィックの削減や帯域の最適化、リアルタイムな制御が可能となります。 スマートウォッチ等で人体の生体情報を計測・解析する機器は「ウェアラブル端末」の説明です。 ネットワークを介して複数の計算機を結び仮想的に単一の高性能システムを構成する手法は「グリッドコンピューティング」やクラスタシステムの説明です。 振動や熱、光などの微小な環境エネルギーから電力を回収する技術は「エナジーハーベスティング(環境発電)」の説明です。

IoTの技術として注目されている,エッジコンピューティングの説明として,適切なものはどれか。

出典令和3年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問73
ア
演算処理のリソースをセンサー端末の近傍に置くことによって,アプリケーション処理の低遅延化や通信トラフィックの最適化を行う。
イ
人体に装着して脈拍センサーなどで人体の状態を計測して解析を行う。
ウ
ネットワークを介して複数のコンピュータを結ぶことによって,全体として処理能力が高いコンピュータシステムを作る。
エ
周りの環境から微小なエネルギーを収穫して,電力に変換する。