部下の職務習熟度と意欲の成熟度に応じてリーダーシップ行動を変化させるSL理論

ハーシィとブランチャードが提唱した「SL理論(Situation Leadership:状況対応リーダーシップ理論)」は、万人に有効な唯一最善のリーダーシップスタイルは存在せず、部下(フォロワー)の「成熟度(職務遂行能力と職務意欲・自律性の度合い)」という状況要因に応じて、有効なリーダーシップのスタイル(指示型 $\to$ 説得型 $\to$ 参加型 $\to$ 委任型)を適合・変化させていくべきであるとする理論です。 リーダー個人の性格や資質、身体的特徴に焦点を当てる考え方は「リーダーシップ特性論」の説明です。 目標達成能力(P機能)と集団維持能力(M機能)の2軸でリーダーを分類する理論は、三隅二不二の「PM理論」の説明です。 リーダー自身のパーソナリティ(LPC得点)と状況の好意度との適合性を論じた理論は、フィードラーの「コンティンジェンシー理論」の説明です。

リーダーシップ論のうち,ハーシィ&ブランチャードが提唱するSL理論の特徴はどれか。

出典令和3年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問74
ア
優れたリーダーシップを発揮する,リーダー個人がもつ性格,知性,外観などの個人的資質の分析に焦点を当てている。
イ
リーダーシップのスタイルについて,目標達成能力と集団維持能力の二つの次元に焦点を当てている。
ウ
リーダーシップの有効性は,部下の成熟(自律性)の度合いという状況要因に依存するとしている。
エ
リーダーシップの有効性は,リーダーがもつパーソナリティと,リーダーがどれだけ統制力や影響力を行使できるかという状況要因に依存するとしている。