正規形分解の性質

正解の理由 関係データベースの正規化理論における各正規形への分解アルゴリズムの特性を確認します。 第3正規形(3NF)への分解では、Bernsteinの合成法などの標準的な合成アルゴリズムを用いることで、元の関係の情報を失わずに自然結合で復元できる「情報無損失結合(Lossless Join)」と、元の関数従属性を分解後の各関係で局所的に検査できる「関数従属性の保存(Dependency Preservation)」の双方を必ず同時に満たす分解が存在することが理論的に保証されています。したがって、ウが正解です。 各選択肢の解説 ボイス・コッド正規形(BCNF)や第4正規形(4NF)への分解では、関数従属性が保存されない場合があります。 不適切な属性分割を行うと情報損失が発生します。正規化の理論的分解アルゴリズムを用いて初めて情報無損失分解となります。 正しい記述です。第3正規形への分解は情報無損失かつ関数従属性保存を両立できます。 多値従属性に基づく分解は第4正規形(4NF)への分解です。第5正規形(5NF)への分解は結合従属性(Join Dependency)に基づく分解です。

第 1 正規形から第 5 正規形までの正規化に関する記述のうち,適切なものはどれか。

出典2021r03a_db_am2_問5
ア
正規形にする分解は全て関数従属性が保存される。
イ
正規形にする分解は全て情報無損失の分解である。
ウ
第 3 正規形への分解では,情報無損失かつ関数従属性が保存される。
エ
第 4 正規形から第 5 正規形への分解は自明な多値従属性が保存される分解である。