ハッシュ表探索における計算量オーダ $O(1)$(定数時間性)のグラフ判定

ハッシュ法(Hashing) によるデータ探索では、キー値に対してハッシュ関数を適用することで、格納されている配列のインデックス(アドレス)を直接一発で算出します。 問題文より「複数のデータが同じハッシュ値になることはない(シノニム・衝突が一切発生しない)」という理想的な前提が与えられているため、表の中に格納されているデータ数 $n$ がいくら増大しても、キーからハッシュ値を計算して該当アドレスにアクセスする処理は 常に定数回(1回)のメモリアクセスで完了 します。すなわち、理論的な時間計算量は $O(1)$(定数時間) となります。 したがって、データ数に関わらず探索時間が一定となる水平な直線を示した グラフエ が正解です。 ア: 配列や連結リストを先頭から順次探索する線形探索($O(n)$)のグラフです。 イ: 平衡2分探索木(AVL木や赤黒木)や2分探索法($O(\log n)$)のグラフです。 ウ: 多重ループによる全数比較処理($O(n^2)$)のグラフです。

ハッシュ表の理論的な探索時間を示すグラフはどれか。ここで,複数のデータが同じハッシュ値になることはないものとする(横軸: 表の中のデータ数,縦軸: 1個の探索時間)。

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出典令和3年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問10
ア
グラフア(データ数に正比例して線形に増加する直線 O(n)O(n))
イ
グラフイ(データ数の増加に伴い対数的に増加する曲線 O(log⁡n)O(\log n))
ウ
グラフウ(データ数の2乗に比例して急激に増加する曲線 O(n2)O(n^2))
エ
グラフエ(データ数に関わらず探索時間が一定である水平な直線 O(1)O(1))