ICMP(Time Exceeded等)のエラー通知機能とTTL満了通知

ICMP(Internet Control Message Protocol: インターネット制御通知プロトコル) は、IP(ネットワーク層)のエラー報告やネットワーク診断(ping、tracerouteなど)を行うためのプロトコルです。 IPパケット内のTTL(Time To Live: 生存時間)フィールドはルータを経由するごとに1ずつ減算され、値が 0 (規定値に達した)になるとパケットは破棄されます。このとき、ルータはパケットの送信元ホストに対して ICMP Time Exceeded(時間超過エラー: Type 11)メッセージを送信して通知 します(tracerouteはこの仕組みを利用しています)。したがって、正解は ア です。 イ: UDPチェックサムエラーが発生したパケットは受信側で静かに破棄され、送信元へのエラー通知は行われません。 ウ: イーサネット(データリンク層)のFCSエラーフレームは破棄されるだけであり、再送要求は上位のTCP等で行われます。 エ: パケット消失時のシーケンス番号による再送要求(ACK/NAK)はトランスポート層の「TCP」の機能です。

TCP/IP ネットワークにおける ICMP の機能として,適切なものはどれか。

出典令和3年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問15
ア
IP パケットが経由したルータの数が規定値に達したことを送信元に通知する。
イ
UDP パケットのチェックサムエラーを送信元に通知する。
ウ
イーサネットフレームの FCS エラーが発生したときに再送を要求する。
エ
データが途中で失われたときに,TCP ヘッダのシーケンス番号を送信元に伝え,再送を要求する。