高信頼性設計におけるフェールセーフ(Fail-Safe)の定義と安全停止

フェールセーフ(Fail-Safe) は、システムの構成部品に故障や障害が発生した際、あるいは誤った入力や外乱が発生した際に、 システム全体を常に安全な側(安全側: Safe State)へ遷移させて停止させたり、安全なモードに移行させたりすることで、人命や財産への危害・被害を絶対に発生させない ようにする高信頼化設計設計思想です(例: 信号機故障時の全赤点灯、踏切故障時の遮断機降下など)。したがって、正解は イ です。 ア: 人間の誤操作や不適切な扱いが発生しても、誤動作を起こさない(事故にならない)ように設計する思想は「フールプルーフ(Fool-Proof)」です。 ウ: 故障発生時に機能を縮小・制限しながらも、システム全体の完全停止を避けて稼働を継続させる思想は「フェールソフト(Fail-Soft: 縮退運転)」です。 エ: 高品質な高信頼部品の採用や厳格な品質管理により、故障そのものを極力発生させないようにする予防設計思想は「フォールトアボイダンス(Fault Avoidance)」です。

CPS(Cyber-Physical System)の考え方に基づいて,システムを開発している。このシステムの構成要素に故障が発生したときには,利用者に危害が及ばないような方法でシステムを停止する仕様としている。このように故障発生時に安全を保つことができるシステムの性質を何と呼ぶか。

出典令和3年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問19
ア
フールプルーフ
イ
フェールセーフ
ウ
フェールソフト
エ
フォールトアボイダンス