TLS 1.3の暗号スイート

TLS 1.3では、セキュリティの強化と通信の高速化を目的として、過去に脆弱性が指摘された暗号アルゴリズム(RSA鍵交換やCBCモードの暗号など)が廃止されました。これに伴い、暗号スイートの構成もシンプルになり、「 認証暗号(AEAD)アルゴリズム 」と「 ハッシュアルゴリズム (HKDF用)」の組み合わせだけで構成されるようになりました。したがって「エ」が正解です。 「TLS 1.2 で規定されている共通鍵暗号 AES-CBC を必須の暗号アルゴリズムとして継続利用できるようにしている。」は誤りです。TLS 1.3ではCBCモードは廃止されています。 「Wi-Fi アライアンスにおいて規格化されている。」は誤りです。TLSはIETFによって規格化(RFC 8446)されています。 「サーバとクライアントのそれぞれがお互いに別の暗号アルゴリズムを選択できる。」は誤りです。ハンドシェイク時に両者で合意した同一の暗号スイートを利用します。

TLS 1.3の暗号スイートに関する説明のうち、適切なものはどれか。

出典令和3年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ 問17
ア
TLS 1.2 で規定されている共通鍵暗号 AES-CBC を必須の暗号アルゴリズムとして継続利用できるようにしている。
イ
Wi-Fi アライアンスにおいて規格化されている。
ウ
サーバとクライアントのそれぞれがお互いに別の暗号アルゴリズムを選択できる。
エ
認証暗号アルゴリズムとハッシュアルゴリズムの組みで構成されている。