広域分散配置された計算資源を統合利用するグリッドコンピューティング

グリッドコンピューティングの説明として「PCから大型コンピュータまで,ネットワーク上にある複数のプロセッサに処理を分散して,大規模な一つの処理を行う方式である」が適切です。 グリッドコンピューティング(Grid Computing)は、LANやインターネット等の広域ネットワークを介して地理的に分散した多数のコンピュータ(PC、サーバ、スーパーコンピュータ等)の計算能力(CPU)や記憶領域を統合・連携させ、あたかも1台の仮想的な巨大高性能スーパーコンピュータとして大規模な科学技術計算やデータ解析を実行する分散処理技術です。 OSを実行するプロセッサとアプリケーションを実行するプロセッサのように役割を固定・分担する構成は、「非対称型マルチプロセッサ(ASMP)」や機能分散システムの説明です。 カーネルプロセスとユーザプロセスを区別せずに均等に対等なプロセッサへ分散実行させる方式は、「対称型マルチプロセッサ(SMP)」の説明です。 プロセッサ上でスレッドレベルの並列化を実現し利用効率を高める方式は、「同時マルチスレッディング(SMT: Simultaneous Multithreading、IntelのHyper-Threadingなど)」の説明です。

グリッドコンピューティングの説明はどれか。

出典令和3年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問11
ア
OSを実行するプロセッサ,アプリケーションを実行するプロセッサというように,それぞれの役割が決定されている複数のプロセッサによって処理を分散する方式である。
イ
PCから大型コンピュータまで,ネットワーク上にある複数のプロセッサに処理を分散して,大規模な一つの処理を行う方式である。
ウ
カーネルプロセスとユーザプロセスを区別せずに,同等な複数のプロセッサに処理を分散する方式である。
エ
プロセッサ上でスレッド(プログラムの実行単位)レベルの並列化を実現し,プロセッサの利用効率を高める方式である。