システム信頼性設計におけるフォールトトレラントやフェールセーフの特徴

システムの信頼性設計における「フォールトアボイダンス」の説明として「システム構成要素の個々の品質を高めて故障が発生しないようにする概念である」が適切です。 フォールトアボイダンス(Fault Avoidance: 障害回避)は、高品質・高信頼性の部品や厳密な品質管理、徹底したテストや検証を通じて、システム構成要素そのものの欠陥や故障をできる限り発生させないように予防・排除するアプローチです。 利用者の誤操作によって異常が発生しないようにミスを防止・防護する設計思想は「フールプルーフ(Fool Proof)」の説明です。 故障が発生した場合に機能を縮退(制限)させてでもシステム全体の停止を防ぎ主要機能を継続する概念は「フェールソフト(Fail Soft / グレースフル・デグラデーション)」です。「機能を縮退させることなく」という記述が誤りです。 故障が生じた際にシステムをあらかじめ定めた安全な状態に移行・固定させ安全を確保する手法は「フェールセーフ(Fail Safe)」の説明です。フォールトトレランスは冗長構成等により故障時でも正常運用を維持する技術全般を指します。

システムの信頼性設計に関する記述のうち,適切なものはどれか。

出典令和3年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問13
ア
フェールセーフとは,利用者の誤操作によってシステムが異常終了してしまうことのないように,単純なミスを発生させないようにする設計方法である。
イ
フェールソフトとは,故障が発生した場合でも機能を縮退させることなく稼動を継続する概念である。
ウ
フォールトアボイダンスとは,システム構成要素の個々の品質を高めて故障が発生しないようにする概念である。
エ
フォールトトレランスとは,故障が生じてもシステムに重大な影響が出ないように,あらかじめ定められた安全状態にシステムを固定し,全体として安全が維持されるような設計手法である。