密結合マルチプロセッサの性能向上を阻害する主記憶アクセス競合
密結合マルチプロセッサの性能がプロセッサ数の積に比例して向上しない最大の要因は「主記憶へのアクセスの競合」です。 密結合マルチプロセッサ(Tightly Coupled Multiprocessor)は、複数のプロセッサ(CPUコア)が単一の主記憶(共有メモリ)と共通のOSを共有して動作します。 各プロセッサが命令実行やデータ参照のために共通のシステムバスやメモリコントローラを介して主記憶にアクセスするため、プロセッサ数が増加するにつれて「メモリアクセスの競合(バス競合)」が頻発し、プロセッサの待ち時間(メモリアクセス待ち)が増大して1台あたりの実効処理能力が低下します。 通信回線を介したプロセッサ間通信が発生するのは「疎結合マルチプロセッサ」やクラスタシステムの特徴です。密結合マルチプロセッサは共有メモリ上で通信するため該当しません。 プロセッサのディスパッチ処理は単一CPUでも発生するOSの基本処理であり、プロセッサ増設に伴うスケーラビリティ低下の支配的要因ではありません。 割込み処理は入出力完了等のハードウェアイベントを契機とする処理であり、プロセッサ数に比例した性能向上が阻害される主因ではありません。
密結合
密結合マルチプロセッサの性能が,1台当たりのプロセッサ性能とプロセッサ数の積に等しくならない要因として,最も適切なものはどれか。
出典
令和3年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問15
ア
主記憶へのアクセスの競合
イ
通信回線を介したプロセッサ間通信
ウ
プロセッサのディスパッチ処理
エ
割込み処理
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【正解・解説】密結合マルチプロセッサの性能向上を阻害する主記憶アクセス競合|令和3春 応用情報 午前 問15 | IT資格ラボ