キャズム理論における初期市場(アーリーアダプター)とメインストリーム市場の間の溝

キャズム理論において、克服すべき深く大きな溝(キャズム)が存在する場所は「アーリーアダプターとアーリーマジョリティの間」です。 ジェフリー・ムーアのキャズム理論は、ロジャーズのイノベーター理論(新技術の採用層をイノベーター、アーリーアダプター、アーリーマジョリティ、レイトマジョリティ、ラガードの5つに分類)をベースにハイテク製品の普及障害を分析した理論です。 - **初期市場(Early Market)**: 新しさや革新性自体に高い価値を見出す「イノベーター(革新者: 2.5%)」と「アーリーアダプター(初期採用者: 13.5%)」から構成されます。 - **メインストリーム市場(Mainstream Market)**: 実用性や確実な導入実績、安心感を重視する「アーリーマジョリティ(前期追随者: 34%)」と「レイトマジョリティ(後期追随者: 34%)」から構成されます。 両者の価値観・購買行動には決定的な断絶(Chasm: キャズム)が存在し、初期市場でどれほど成功しても、この「アーリーアダプターとアーリーマジョリティの間の溝」を乗り越えられずに事業が失速・失敗するケースが極めて多く見られます。 イノベーターとアーリーアダプターの間は共に革新的な初期市場に属しており、キャズム(致命的な断絶)が存在する箇所ではありません。 アーリーマジョリティとレイトマジョリティの間は共にメインストリーム市場内部の推移であり、キャズムではありません。 レイトマジョリティとラガードの間は市場の最終成熟・衰退期における推移であり、キャズムではありません。

ジェフリー・A・ムーアはキャズム理論において,利用者の行動様式に大きな変化をもたらすハイテク製品では,イノベーター理論の五つの区分の間に断絶があると主張し,その中でも特に乗り越えるのが困難な深く大きな溝を“キャズム“と呼んでいる。“キャズム“が存在する場所はどれか。

出典令和3年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問69
ア
イノベーターとアーリーアダプターの間
イ
アーリーアダプターとアーリーマジョリティの間
ウ
アーリーマジョリティとレイトマジョリティの間
エ
レイトマジョリティとラガードの間