ハッシュ関数の原像計算困難性

セキュリティ用途で使われる暗号学的ハッシュ関数には、主に以下の3つの重要な安全性の性質が求められます。 ア:正解です。 あるハッシュ値を与えられたとき、元の入力データ(メッセージ)を逆算して見つけることが極めて困難であるという性質を「 原像計算困難性 (Pre-image Resistance) 」または一方向性と呼びます。 イ:入力された可変長のメッセージから固定長のハッシュ値を生成するのは、ハッシュ関数そのものの基本的な「機能の定義」です。 ウ:ハッシュ値が一致する相異なる2つのメッセージを見つけることが困難である性質は「 衝突発見困難性 (Collision Resistance) 」の説明です。 エ:外部からの不正な観測や改変を防御できるという性質は、ICカードやセキュリティチップなどに求められる「 耐タンパ性 」の説明です。

暗号学的ハッシュ関数における原像計算困難性、つまり一方向性の性質はどれか。

出典令和3年度 春期 高度情報処理技術者試験 午前1
ア
あるハッシュ値が与えられたとき、そのハッシュ値を出力するメッセージを見つけることが計算量的に困難であるという性質
イ
入力された可変長のメッセージに対して、固定長のハッシュ値を生成できるという性質
ウ
ハッシュ値が一致する二つの相異なるメッセージを見つけることが計算量的に困難であるという性質
エ
ハッシュの処理メカニズムに対して、外部からの不正な観測や改変を防御できるという性質