ライトスルーとライトバック

キャッシュメモリのデータ書込み方式に関する問題です。 ライトスルー (Write Through) 方式: データをキャッシュメモリと主記憶(メインメモリ)の両方に常に同時に書き込む方式です。主記憶の内容が常に最新に保たれるためデータの一貫性は高いですが、低速な主記憶へのアクセスが毎回発生するため処理速度は遅くなります。( イが正解 ) ライトバック (Write Back) 方式: データはまずキャッシュメモリにのみ書き込まれ、そのデータがキャッシュメモリから追い出される際に初めて主記憶へ書き戻される方式です。主記憶へのアクセス頻度が下がるため高速ですが、制御が複雑になります。 他の選択肢については、アはライトバック方式の説明が混ざっており、ウとエはライトバック方式の事実と全く逆の説明をしています。

キャッシュメモリへの書込み動作には、ライトスルー方式とライトバック方式がある。それぞれの特徴のうち、適切なものはどれか。

出典令和3年度 春期 高度情報処理技術者試験 午前1
ア
ライトスルー方式では、データをキャッシュメモリにだけ書き込むので、高速に書込みができる。
イ
ライトスルー方式では、データをキャッシュメモリと主記憶の両方に同時に書き込むので、主記憶の内容は常に最新である。
ウ
ライトバック方式では、データをキャッシュメモリと主記憶の両方に同時に書き込むので、速度が遅い。
エ
ライトバック方式では、読出し時にキャッシュミスが発生してキャッシュメモリの内容が追い出されるときに、主記憶に書き戻す必要が生じることはない。