障害原因分析手法FTA(フォールトツリー解析)

FTA(Fault Tree Analysis:フォールトツリー解析)は、システムにおいて好ましくない事象(頂上事象・障害)を起点とし、その発生要因となる中間的な原因や基本事象(構成要素の故障や人的過誤など)をANDゲートやORゲートなどの論理記号で結んで木構造(樹形図)で展開し、障害の発生確率やクリティカルパスを演繹的に分析する信頼性解析手法です。 システムの構成品目の故障モード(Fault Mode)に着目し、各故障モードが上位システムに及ぼす影響を網羅的に評価して信頼性を分析する手法は、FMEA(Failure Mode and Effects Analysis:故障モード影響解析)の説明です。 発生した障害の原因に対して「なぜ」を5回程度繰り返して深掘りし、根本原因を追究する手法は、トヨタ生産方式等で知られる「なぜなぜ分析」の説明です。 直交欠陥分類(ODC:Orthogonal Defect Classification)の属性(トリガー、影響、欠陥タイプ等)に従って欠陥を多角的に分類し、偏りや傾向を分析する手法は、ODC分析の説明です。

信頼性工学の視点で行うシステム設計において,発生し得る障害の原因を分析する手法である FTA の説明はどれか。

出典令和3年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ
システムの構成品目の故障モードに着目して,故障の推定原因を列挙し,システムへの影響を評価することによって,システムの信頼性を定性的に分析する。
障害と,その中間的な原因から基本的な原因までの全てを列挙し,それらをゲート(論理を表す図記号)で関連付けた樹形図で表す。
障害に関するデータを収集し,原因について“なぜなぜ分析”を行い,根本原因を明らかにする。
多角的で,互いに重ならないように定義した ODC 属性に従って障害を分類し,どの分類に障害が集中しているかを調べる。