リアルタイムOSにおける周期タスクと割込みハンドラの実行

ページング方式の仮想記憶管理では、プログラムの末尾がページサイズに満たない場合にページ内に使用されない余白領域(内部断片化 / 内部フラグメンテーション)が生じます。本問では「ほとんどのプログラムの大きさがページサイズの半分以下」であるため、各ページに半分以上の無駄な空き領域が生じています。ページサイズを半分に縮小することで、この内部断片化による主記憶内の無駄な空き領域が大幅に減少し、限られた主記憶を効率的に活用できるようになって主記憶不足が緩和されます。したがって、 ウ が正解です。 ページサイズを半分にするとページ総数が2倍になるため、ページテーブルのサイズが肥大化し、メモリ管理のオーバーヘッドはむしろ増加します。 プログラムサイズ自体がページサイズの半分以下であるため、ページを半分にしてもページ内に収まり、ページ置換えが頻発して性能低下を招くわけではありません。 プログラムの大部分が半分のページサイズに収まるため、ページサイズを縮小したことによってページフォールトが激増するとは言えません。

ほとんどのプログラムの大きさがページサイズの半分以下のシステムにおいて,ページサイズを半分にしたときに予想されるものはどれか。ここで,このシステムは主記憶が不足しがちで,多重度やスループットなどはシステム性能の限界で運用しているものとする。

出典令和4年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問17
ア
ページサイズが小さくなるので,領域管理などのオーバーヘッドが減少する。
イ
ページ内に余裕がなくなるので,ページ置換えによってシステム性能が低下する。
ウ
ページ内の無駄な空き領域が減少するので,主記憶不足が緩和される。
エ
ページフォールトの回数が増加するので,システム性能が低下する。