家庭内ルータのプライベートIPアドレス割当てによる防御効果

ブロードバンドルータの IPマスカレード(NAPT)機能 は、家庭内LANの各端末にプライベートIPアドレスを割り当て、インターネット通信時に1つのグローバルIPアドレスと動的ポート番号に変換して中継する機能です。LAN内の端末はインターネットから直接のアドレス指定(ルーティング)ができないため、 インターネット側からの予期せぬ直接的な不正侵入やポートスキャンを遮断・防止する効果 が得られます。したがって、 ア が正解です。 PPPoE(PPP over Ethernet)はISPとの間でネットワーク層接続・ユーザー認証を行うプロトコルであり、通信経路上の盗聴を暗号化によって防ぐ機能はありません。 WPA(Wi-Fi Protected Access)は無線LAN区間の通信を暗号化・認証する技術であり、悪意のあるWebサイトへのアクセス(フィッシングや不正サイト接続)を遮断する機能ではありません。 WPS(Wi-Fi Protected Setup)は無線LAN親機と子機の接続設定をボタン等で簡易化する規格であり、マルウェア感染を防止する機能ではありません。

家庭内で,PCを無線LANとブロードバンドルータを介してインターネットに接続するとき,期待できるセキュリティ上の効果の記述のうち,適切なものはどれか。

出典令和4年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問43
ア
IPマスカレード機能による,インターネットからの不正侵入に対する防止効果
イ
PPPoE機能による,経路上の盗聴に対する防止効果
ウ
WPA機能による,不正なWebサイトへの接続に対する防止効果
エ
WPS機能による,インターネットからのマルウェア感染に対する防止効果