障害原因を頂上事象から論理木で分析するFTA(障害木解析)

FTA (Fault Tree Analysis: 故障木解析)は、システムにおいて発生が好ましくない重大な障害・事故(頂上事象 / Top Event)を起点とし、その発生要因となる中間的な事象や基本事象をANDゲートやORゲートなどの論理記号を用いて下位に向かって樹形図(フォールトツリー)として演繹的・トップダウンに展開・分析する手法です。したがって、 イ が正解です。 システムの構成要素ごとの故障モード(故障形態)に着目し、それが上位システムへ及ぼす影響をボトムアップに定性評価する手法は「FMEA(Failure Mode and Effects Analysis: 故障モード影響解析)」の説明です。 問題事象に対して「なぜ」を5回繰り返して根本原因を掘り下げる「なぜなぜ分析」の説明です。 不具合の発生傾向を分析するために、直交する属性群に従って欠陥を多面的に分類する「ODC(Orthogonal Defect Classification: 直交欠陥分類)分析」の説明です。

信頼性工学の視点で行うシステム設計において,発生し得る障害の原因を分析する手法であるFTAの説明はどれか。

出典令和4年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問47
ア
システムの構成品目の故障モードに着目して,故障の推定原因を列挙し,システムへの影響を評価することによって,システムの信頼性を定性的に分析する。
イ
障害と,その中間的な原因から基本的な原因までの全ての原因とを列挙し,それらをゲート(論理を表す図記号)で関連付けた樹形図で表す。
ウ
障害に関するデータを収集し,原因について"なぜなぜ分析"を行い,根本原因を明らかにする。
エ
多角的で,互いに重ならないように定義したODC属性に従って障害を分類し,どの分類に障害が集中しているかを調べる。