NoSQLにおけるBASE特性と結果整合性

BASE特性(Basically Available, Soft state, Eventual consistency)は、分散システムにおいてACID特性(厳密な一貫性)を緩和し、高い可用性とスケーラビリティを追求する設計思想です。「Eventual Consistency(結果整合性)」により、データの更新結果は即時ではなくとも、十分な時間が経過すれば(システムに障害がなければ)いつかはすべてのノードに同期・反映されます。したがって、イが適切です。 2相コミットはACID特性(強一貫性)を保証するための分散合意プロトコルであり、ノードの可用性を低下させるためBASE特性のシステムでは通常採用されません。 強一貫性(Strict Consistency)の説明です。BASE特性では更新直後に異なるノードを参照した場合、一時的に古いデータが返されることがあります(Soft State)。 CAP定理において可用性(A)を犠牲にして一貫性(C)と分断耐性(P)をとるCPシステムの説明です。BASE特性は可用性(A)を重視するため、分断時でもリクエストを受け付けます。

BASE 特性を満たし, 次の特徴をもつ NoSQL データベースシステムに関する記述のうち, 適切なものはどれか。

〔NoSQL データベースシステムの特徴〕

  • ネットワーク上に分散した複数のノードから構成される。

  • 一つのノードでデータを更新した後, 他の全てのノードにその更新を反映する。

出典2022r04a_db_am2_問1
ア
クライアントからの更新要求を 2 相コミットによって全てのノードに反映する。
イ
データの更新結果は, システムに障害がなければ, いつかは全てのノードに反映される。
ウ
同一の主キーの値による同時の参照要求に対し, 全てのノードは同じ結果を返す。
エ
ノード間のネットワークが分断されると, クライアントからの処理要求を受け付けなくなる。