第2正規形から第3正規形への移行条件

リレーショナルデータベースの正規化階層における各正規形の定義は以下の通りです: ・第1正規形:すべての属性値が単一の原子値(スカラ値)である(繰返し項目がない)。 ・第2正規形:第1正規形であり、かつすべての非キー属性が主キーに対して完全関数従属している(主キーの一部への部分関数従属性が存在しない)。 ・第3正規形:第2正規形であり、かつすべての非キー属性が主キー以外の属性に関数従属していない(非キー属性への推移的関数従属性が存在しない)。 したがって、第2正規形である関係 R が第3正規形でもあるための条件は「推移的関数従属性が存在しない」ことであり、イ が正解です。 いかなる部分従属性も成立しない(完全関数従属である)ことは、第1正規形から第2正規形へ移行するための条件です。 属性の定義域が原子定義域(非分解値)であることは、非正規形から第1正規形へ移行するための条件です。 任意の関数従属 $A \to B$ において $B$ が非キー属性であることは第3正規形の条件ではなく、ボイス・コッド正規形(BCNF)や第3正規形ではむしろ決定子 $A$ がスーパーキー(または $B$ が主属性)であることが求められます。

第2正規形である関係 RR が, 第3正規形でもあるための条件として, 適切なものはどれか。

出典2022r04a_db_am2_問5
ア
いかなる部分従属性も成立しない。
イ
推移的関数従属性が存在しない。
ウ
属性の定義域が原子定義域である。
エ
任意の関数従属 A→BA \to B に関して, BB は非キー属性である。