MPUバスサイクルにおけるウェイト/レディ信号による速度不整合調停

MPUの外部メモリアクセスやI/Oアクセスにおいて、高速なMPUのバスクロックに対して、アクセス応答速度が遅い低速なメモリや周辺I/Oデバイスが存在する場合、MPUが既定のバスサイクルでデータを読み書きしようとするとデータが破壊・欠落してしまいます。 このため、周辺デバイス側から WAIT信号(またはREADY信号のネゲート) をMPUに入力してMPUのバスサイクルを一時的に待機(ウェイトサイクルを挿入)させ、デバイス側のデータ準備完了(READY)を待ってデータ転送を完了させることで、 速度の異なるデバイスとMPU間の同期 を取ります。したがって、正解は イ です。 ア: MPUとDMAコントローラ間のバス調停には「バスリクエスト(HOLD)」および「バスアクノリッジ(HLDA)」信号が使用されます。 ウ: 実行タスクがないときに省電力待機状態に遷移させるのは「スリープ/HALT命令」の機能です。 エ: 入出力装置の処理完了を非同期にMPUに通知するのは「割込み要求(INT/IRQ)」信号の機能です。

MPU がもつウェイト機能及びレディ機能の使い方として,適切なものはどれか。

出典令和4年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問10
ア
MPU と DMA コントローラーとのバス調停を行う。
イ
アクセス速度の遅い I/O デバイスと MPU を同期させる。
ウ
実行すべきタスクがないときに,MPU をウェイト状態とする。
エ
入出力装置の処理完了を MPU に知らせる。