Wi-Fi Enhanced Open(OWE: 機会主義的無線暗号化)によるオープンWi-Fi暗号化

従来の公衆無線LAN(オープンWi-Fi)では、パスワード入力を求めない代わりに通信が平文(暗号化なし)のまま送信され、周囲の悪意ある第三者によって通信内容が容易に盗聴される危険性がありました。 Wi-Fi Allianceが策定した Wi-Fi CERTIFIED Enhanced Open は、RFC 8110で標準化された OWE(Opportunistic Wireless Encryption: 機会主義的無線暗号化) 技術を採用しています。これにより、カフェや空港などのフリーWi-Fiにおいて、 利用者がパスワードを入力することなく手軽に接続できる利便性を維持したまま、端末とアクセスポイント間の無線通信を個別鍵(Diffie-Hellman鍵交換)で自動的に暗号化 し、受動的な盗聴を防止します。したがって、正解は エ です。 ア: パスワード入力による接続は従来のWPA2-PSKやWPA3-Personalの一般的な接続仕様です。 イ: パスワードを入力して暗号化を行うのも従来のWPA/WPA2/WPA3仕様です。 ウ: パスワード入力なしに接続できるだけの仕様は従来の暗号化なし(オープン認証)Wi-Fiです。

不特定多数の利用者に無料で開放されている公衆無線 LAN サービスのアクセスポイントと端末で利用される仕様として,Wi-Fi Alliance が初めて Enhanced Open で規定したものはどれか。

出典令和4年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問17
ア
端末でのパスワードの入力で,端末からアクセスポイントへの接続が可能となる仕様
イ
端末でのパスワードの入力で,端末とアクセスポイントとの通信の暗号化が可能となる仕様
ウ
端末でのパスワードの入力なしに,端末からアクセスポイントへの接続が可能となる仕様
エ
端末でのパスワードの入力なしに,端末とアクセスポイントとの通信の暗号化が可能となる仕様