アムダールの法則におけるプロセッサ数と並列化率の関係

正解は ウ です。 アムダールの法則では、並列化できる部分の割合を r、プロセッサ数を n とすると、速度向上比は $\dfrac{1}{(1-r)+\dfrac{r}{n}}$ です。 並列化できない部分(1−r)は、プロセッサをいくら増やしても短くならない ため、速度向上比には上限があります。 プロセッサ数 n 1 2 4 10 100 ∞ r=0.8 の速度向上比 1.0 1.67 2.5 3.57 4.81 5(上限) r=1.0 の速度向上比 1 2 4 10 100 n に比例 ア:全て並列化できる(r=1)なら、速度向上比は n に比例して増え続ける イ:並列化できない部分があると比例しない ウ:並列化できない部分があると、$\dfrac{1}{1-r}$ に近づいていく(正しい) エ:並列化できる割合が増えると、速度向上比は大きくなる

プロセッサ数と,計算処理におけるプロセスの並列化が可能な部分の割合とが,性能向上へ及ぼす影響に関する記述のうち,アムダールの法則に基づいたものはどれか。

出典令和4年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問12
ア
全ての計算処理が並列化できる場合,速度向上比は,プロセッサ数を増やしてもある水準に漸近的に近づく 。
イ
並列化できない計算処理がある場合,速度向上比は,プロセッサ数に比例して増加する。
ウ
並列化できない計算処理がある場合,速度向上比は,プロセッサ数を増やしてもある水準に漸近的に近づく。
エ
並列化できる計算処理の割合が増えると,速度向上比は,プロセッサ数に反比例して減少する。