3次元CGにおけるレイトレーシング法の特徴

レイトレーシング法(Ray Tracing:光線追跡法)は、3次元コンピュータグラフィックスにおいて、視点からスクリーンの各画素を通して光線(レイ)を逆向きに追跡し、仮想空間内の物体表面との交点を計算するレンダリング技法です。交点における光の反射・屈折・透過や光源からの影などを物理法則に基づいてシミュレーションするため、鏡面反射や透明感のあるリアルな画像を生成できます。 走査線ごとに走査面と物体との交差線分を求めて奥行き判定を行う手法は「スキャンライン法」の説明です。 視点から遠い物体から順に描画し、手前の物体を重ね塗りしていく手法は「Zソート法(画家のアルゴリズム)」の説明です。 各ピクセルにおける視点からの距離(Z値)を作業用バッファに保持・比較して最も手前の面を描画する手法は「Zバッファ法」の説明です。

レイトレーシング法の説明として,適切なものはどれか。

出典令和4年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問25
ア
スクリーンの全ての画素について,視線と描画の対象となる物体との交点を反射属性や透明属性なども含めて計算し,その中から視点に最も近い交点を選択する。
イ
スクリーンの走査線ごとに視点とその走査線を結ぶ走査面を作成し,各走査面と描画の対象となる物体との交差を調べて交差線分を求め,奥行き判定を行うことによって描画する。
ウ
描画の対象となる二つの物体のうち,一方が近くに,もう一方が遠くにあるときに,まず遠くの物体を描いてから近くの物体を重ね書きする。
エ
描画の対象となる物体の各面をピクセルに分割し,ピクセルごとに視点までの距離を計算し,その最小値を作業領域に保持することによって,視点までの距離が最小となる面を求める。